山本家住宅(神栖市)
国指定重要文化財
山本家は鹿島灘に近い神之池畔にあって,網元をしていた漁家で,名主を勤めたこともある旧家です。住宅の建設年代ははっきりしませんが,手法より見て18世紀前半と考えられています。
寄棟造,茅葺で,間口19.6メートル(10間余),奥行き10.6メートル(約5間半)の南正面東寄りに突出部を付けた曲屋で,正面及び西側面が軒下の張り出したせがい造りになっています。
突出部のある部分が土間で,奥の方には部屋が設けられています。この住宅は良質で保存が良く,漁家として重要文化財に指定されているものは数例しかありません。平面形式は異りますが,構造は椎名家住宅(重文)など茨城県南部に共通したところがあり,この地方の民家の特性を知る上で重要なものです。
概要
所在地![]() |
茨城県神栖市奥野谷4281![]() |
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お問い合わせ先 | 0299-90-1234(神栖市歴史民俗資料館) |
営業時間 休日 | 9:00 ~ 17:00 ※ 外観は自由に見学することが出来ますが、建物内部を見学する場合は予約が必要です。 |
料金 | 無料 |
ホームページ | http://www.city.kamisu.ibaraki.jp/8593.htm |
アクセス |
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駐車場 | 無料駐車場有り(2台) |